2024年6月29日土曜日

新農場でのドローン実験に向けて

スマート農業教育研究フィールドでのドローン実験は軌道に乗り、既に複数回の実験が行われています。ただ、安全性の観点からドローンの係留が必須になります。
そのため、複数ドローンの協調制御実験はできない(紐が絡まるので)ことが難点でした。
しかし、やってみるものです。とある会合でその実験成果を示したところ、「うちの農場でやりませんか?」というお声がけを頂きました(最近、こんなラッキーばっかり)。

というわけで、宇都先生、住野君、畑中、それから情報理工の山村先生という風変わりなメンバーで視察してきました。別に問題ない気もしますが、一応場所は伏せておきます。ただ、東京近郊(というか畑中の自宅の割と近く)です。ちなみに、ヨーロッパからの帰国翌日であり、時差ボケで一睡もできないまま気合で視察することになりました💦。



草ぼーぼーと思うなかれ。こちらは有機農場となっており、草が水をため込むので一週間くらいなら水をやったりしなくても野菜が育つそうです。「植物としての野菜は元々そういうもの」とのことでした。また一つ賢くなった。

こちらであれば係留なしでもドローン実験できるようで、ついに屋外のマルチドローン実験の機会を得ました。唯一の問題は夏場の実験が仕様となっている点です。大丈夫かな、ドローンも人も。まあ近くにいつも家族で行っているスーパー銭湯があるので、そこに寄って帰ると楽しいかも。人は。

2024年6月27日木曜日

トリノ~ストックホルム訪問

6/19~27で畑中がトリノ~ストックホルムに出張しました。
まずは共同研究者のFabrizioを訪問するため、Politecnico di Torinoへ。
国際共同のプロポーザルを申請すべく、集められたのはなんとPepeでした。


その後、こちらも共同研究者のPaoloを訪問すべく、トリノ大学へ。
なにせ本格的な農業ロボットをたくさん見させて頂きました。


設備も超本格的。もちろんハードウェアのことはよくわからないのですが、センサや植物そのもののことで少し議論できるようになっていて、嬉しかったです。
informalな感じでしたが、発表もさせて頂きました。


夜はユーロのイタリア vs スペインが行われるということで、スポーツバーへ。
FabrizioとMartinaはイタリア人、Pepeはスペイン人ということで喧嘩にならないかヒヤヒヤしましたが、まあ大丈夫でした。結局試合は1-0でスペインの勝ち。
「じゃあ、ここの支払いはPepeだな」というような一幕がありました💦
なお、10年ほど前に「イタリアのベーコンは別格でおいしい」と思いましたが、どうもベーコンではなく頬っぺたのお肉であるということが判明しました。



そして、初のスウェーデンへ。KTHにてEuropean Control Conferenceが開催されました。


KTHには元藤田研に滞在していたDavidが在籍しています(なぜかノルウェーだと勘違いしていました💦)。フィンランドでポスドクをしている、こちらも元藤田研博士のWidhiと舩田さんを交えて食事。世界各国で卒業生が活躍していてうれしい限りです。是非、畑中研からも・・・


次の日はWorkshop on Advanced sensory-based estimation and control of autonomous vehicles: From theory to practice (organizers: Z. Tang, Z. Sun, and B. Fidan)が開催されました。なお、Baris FidanさんはWaterloo所属ということで、来週訪問してきます。

結構盛況でした。


私は「Visual 3D Model Reconstruction Technology Meets Coverage Control」というタイトルで発表してきました。

※きちんと新大学をアピールする図。

結構、ウケた気がします。何より、自分が「面白い」と思った発表をしていた人から質問を受けて議論出来たのが良かったです。
この年齢にもなると「全部が面白い」というわけにもいかないわけでして。。。

その後、Davidに彼が所属するSMaRCの設備を見せてもらいました。
本格的な水中ドローンの設備が揃っていました。
Paoloもそうですが、どこまで本物に寄せるかは難しい判断です。
どっかで見たような問題を紙の上で解いて「俺は理論だ!」というのも恥ずかしい反面、本物に取り組むのも勇気がいります(超尊敬しますが)。
うまくバランスさせたいところです。ちなみに今の位置取りは嫌いではありません。

そして、ECCには参加せず、日本に戻ってこれを書いています。
とても有意義なヨーロッパ出張でした。来週はカナダです!

スウェーデンと言えばミートボール?トナカイだそうで。

2024年6月13日木曜日

Michele Dalponte先生来研

Edmund Mach FoundationのMichele Dalponte先生が来研されました。
宇都先生のお友達ということでご専門はremote sensingです。
まずはセミナーです。タイトルは「From Leaf To Orbit: exploring forests with technology」です。



専門違いで知らないことばかりでしたが、とても勉強になりました。というか、専門違いの内容を楽しめる人間でありたいものです。

その後、突然の依頼でskyで実験デモを実施しました。うまく動いたそうです。




大昔にNASAの小野さんに言われましたが、「やって」といってすぐにできるのは結構稀なことなんですよ。

その後、Michele先生は宇都先生とすずかけ台キャンパスに向かい、スマート農業教育研究フィールドを視察されたそうです。

2024年6月5日水曜日

SSSマッチングワークショップ 2024春

SSSマッチングワークショップが開催され、住野君と滝沢君が発表しました。



まずはライトニングトーク。二人とも立派に発表していました。一瞬、住野君の言葉が途切れた一秒くらいは永遠のように長く感じました。

その後、ポスターに移動して発表。二人ともたくさん聞きに来てくれてよかったです。
賞は逃しましたが、二人ともたくさんシールをもらっていました。



お、阪口先生にご指導いただいてますね。


ホッとした表情。お疲れさまでした。


その後、企業側からの発表があり、ネットワーキングでは畑中がスマートロボティクスの説明員を担当しました。こちらもたくさんの方が聞きに来てくれてありがたかったです。

このワークショップで・・・ということではないですが、コンソの関係で僥倖が複数もたらされつつあります。こんな有益な組織もあまりないというのが実感なのですが、どうなのでしょうか。とりあえず頑張ろう。

2024年6月4日火曜日

植物工場研究会訪問

畑中が千葉にある植物工場研究会様を訪問してきました。


千葉大学柏の葉キャンパス内にあります。


門を抜けると鮮やかな果樹園が広がります。こんな中で研究してみたいものです。


古在名誉会長、林理事長と議論させて頂きました。ド素人丸出しの私にも懇切丁寧に色々教えていただきました。また、工学に対する熱い期待も頂きました。現状、全くの実力不足ですが、なんとか農業分野のお役に立てるように頑張ります!
40代になっても知らないことばかりで、生涯勉強ですね。
一方で、システム制御しかわからない私でも芯を食ったことを言える感覚もあり、何か一つの分野を極めようとすることもそれはそれで大事です。やはり異分野融合は色々考えさせられます。

Lihua Xie先生来研

Nangyang Technological UniversityのLihua Xie先生が来研されました。昨年のCDCのGeneral Chairです。S5に来る前に、偶然Yu Tao先生が本館前で自動運転の実験をやっていたので、少し説明してもらうという一幕もありました。 まず...